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男子の本懐(158)

2009年158冊目
『男子の本懐』 (新潮文庫)城山三郎 (4.5点)

金解禁を断行した浜口雄幸と井上準之助を軸に、人間の生きがいを静かに問いかける。(AMAZONより)

金本位制、歴史の教科書に出てきたのは覚えている。
どちらかというと、金に基づいて貨幣量が決まる不自由な制度という印象を受けた。

改めて、調べてみる。wikiなどでは、本作の内容がたった一行記載されている。
1930年(昭和5年)に濱口雄幸内閣が「金解禁(金輸出解禁)」を打ち出したが、
翌年犬養毅内閣が金輸出を再禁止した
(wikiより)


本書は、昔の政治家の生き様を、今の政治家に見習え!という雰囲気がプンプンするが、
金本位制についても、そうかもしれない。もちろん、私は制度の本質を理解しているわけもないが、
膨張する経済が、リーマンショックなりで破裂した。
金本位制なら破裂はしなかった。しぼみきったかもしれないが。

右肩上がりの経済は日本では終わったと皆が言う。
ならば持続可能な日本・世界が形成されるべきで、
そのためには一度、小さく小さくしゃがんでもいいのではとも思う。

(本作より抜粋)
「金がないから仕事をしないと言うなら誰でも大蔵大臣ができる!」
「公債を発行して借金するだけならお安いことだ!」

まさに今の政治局面の会話のようだ。
井上は、ない袖は、振れねえ!と突っぱねた。
無限の拡大とインフレ、そして軍備の拡大を抑えるために。

鳩山内閣も92兆だといわずに、
 まず60兆だ。その中で出来ることをやる!
  ってな具合にいかんもんかね。



銃撃されたところで、「男子の本懐」と言ったのは浜口であるが、
私としては、井上の方が、カッコよかった。

井上は、演説の原稿を秘書に書かせた。
秘書「悪かったら書きなおします」
井上「男が一度書いたものを取り消すとは、何事だ!」

秘書は井上に向かうときは全神経を集中させねばならない。
秘書「は、なんでしょうか?」
井上「ワンシング・ワンス」

井上「常識を養ったり、事務処理をするのには読書の必要はない。
   しかし、人をリードしていくには、どうしても読書しなければならぬ」


しかし、一方で、下手な俳句の浜口の重みもステキだ。

「秋の雲 影を残さず 消えていく」
「なすことの 未だ終わらず 春を待つ」

一方で、総理としての警備を軽くしている。小説的にも、明らかに死亡フラグたったなという状態。
清廉で信念があったとしても、死ねば何もできない。このような俳句を作る前に、
自らの身辺警護を強化すべきではないか!と思ったり、そういった死地に立つ覚悟が
いい仕事をさせるのか。
生命を賭けるのは美しいかもしれないが、死を賭けるのは美しくない。 
               難しいね。


浜口と井上の謀殺、そしてその後を受けた犬飼も515を迎える。
 寒い時代だと思わんか?


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