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鷺と雪(115)直木賞

鷺と雪 北村 薫 (4.5点)

街の灯 http://london3.blog81.fc2.com/blog-entry-934.html
玻璃の天 http://london3.blog81.fc2.com/blog-entry-950.html

 につづく、第三部作。やはり、前2作品を読んでから、読んでほしいところ。

基本は、良家のお嬢様(英子)と、謎の才色兼備運転手ベッキ-さんが、
 取るに足りない謎を解いていく。昭和初期の物語。
  その時代の上流を中心とした世俗が伝わってくるように良く書かれている。

 大した話ではない。その謎が解けてもふーん、という感じだ。
  とても軽い話のようなストーリー展開の中で、
   とても暗くて重たいバックグラウンドが見え隠れする。
    その表現力がすごい。

 「ハイカラさんが通る」のような感じではある。
   おてんばのお嬢様の、ストーリーだけど、色濃く日露戦争が重たくのしかかってくる。
    但し、ハイカラさんと違って、それほど直接的に重たいわけではない。

 何不自由ない良家にいる、自分の満足感と不平等感。
  ベッキ-さんの暗い過去。

 なんとなく、謎も消化不良で進むわけですが、
  この本の目的は決してミステリーにあったのではないと思う。

 謎は明らかにならなかったが、その時代は明らかになった。
  そう、昭和11年の冬の日。

 雪の中に飛ぶ鷺は、希望の光だったのだろうか・・
  太平洋戦争に向かって、暗く沈んでいく日本を象徴していたのだろうか・・・

 何ともいえぬ、余韻感。さすが直木賞だと思います。

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